源氏物語
『人は1000年前から変わらず
同じ過ちを繰り返している…』
その事を平安王朝の時代と
重ねて思わず考えさせられる映画でした。
満月の美しい夜に
紫式部(平安時代の天才女流作家)は
藤原道長ふじわらのみちなが
(時の権力者)に
『わたしは何をしても許される身』
と言って無理やり抱かれます。
月の美しい夜には
道長は紫式部を求めて会いに来るのですが、道長の娘・彰子に帝みかどの心を向けさせるために
紫式部に物語を書くよう命令します。
物語の主人公
光源氏は、宮中の女性たちの憧れの的。
義理の母・藤壺への狂おしい想いを
断ち切ることができず、
その苦しさゆえに、正妻・葵の上、
年上の愛人・六条御息所、
癒やしの愛人・夕顔と、奔放に愛を求めてさ迷う。
紫式部が綴る『源氏物語』は
たちまち帝の心をつかみ、帝と彰子の間に男の子が生まれた。
これで道長の栄華は確固たるものとなり、紫式部の役目は終わるはずだった。
紫式部は道長と源氏を重ねて
いつからか物語を書いていた…
このまま愛する人のそばにいるのは
嫉妬や報われない想いで
自分が狂ってしまうと考えた
紫式部は最後まで本当の気持ちを
伝えないまま 道長から身を引く…
満開の桜舞う
ラストが美しい!!
紫式部と一緒の気持ちで涙が出ました。
『好き』なのに好きだと言えない
頬を伝う涙……
そんな 恋 経験したことありますか?