『亡き王女のためのパヴァーヌ』
ラヴェル…作曲
『亡き王女のためのパヴァーヌ』
(仏) pavane
16世紀のヨーロッパに普及した行列舞踏です。
パヴァーヌのかしこまった行進は
厳粛なスペインに影響された16世紀イタリアの宮廷作法に似つかわしく
パヴァーヌはスペイン起源の舞曲なのかもしれないと想像させるが、
パヴァーヌの名称の由来は
いまだに諸説に分かれている。
そのうちの一つは
『パドヴァの踊り』(padovana)
ラテン語(pavo)で孔雀
スペイン語(pavon)
さぁ‥?皆さんはいかがとお考えになるでしょう…?
こういった謎解きも楽しいものですね。
もしかしたら、分からないからこそいいのかもしれない。
ずっと思っていられるでしょう…
『答え』が永遠に見つからない。
ということは
実は永遠に続いてゆくことなのではないでしょうか?
わたしはパヴァーヌについて
このまま謎に包まれたまま来世紀にも続いていってほしいと願います。
わたしが
埋葬されるときに、誰かお忘れでなかったら、この『亡き王女のためのパヴァーヌ』をお葬式場で流してほしく願います。
あとはサティの『ジムノペティ』
フォーレの『シチリアーノ』
そしてラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』………
わたしの死に関係なく
思わず涙が溢れる選曲ばかりです(笑)
utoco in muroto
deep sea. miyuki.