Lycoris 曼珠沙華の物語
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は
サンスクリット語で『天界に咲く花』という意味。
花言葉 : 「想うはあなた一人」
「また会う日を楽しみに」
また英名のLycoris リコリスはその美しい花の様子からギリシャ神話の海の女神の名前にちなむ。
花のあとで葉が伸びてくるが冬と春を越して夏になると葉は姿を消してしまうので、
「 花は葉を思い 葉は花を思う 」
葉見ず 花見ず 曼珠沙華…
また ’’天上の花’’という意味がある曼珠沙華には
おめでたい事が起こる兆しに
赤い花が天から降ってくるという仏教の経典による。
曼珠沙華は彼岸花ヒガンバナという名前もありますが「彼岸」とは 浄土(極楽浄土)を意味し、「此岸」は現世を意味します。
現世はすなわち
『こちら側の世の中。迷いが満ちた世界』
この花の魅力に取り憑かれてしまう…
不思議な謎がわかるように思います。
天上から舞い降りてくる赤い花を
想像してみると…
なんとも美しい光景が目に浮かびます。
=現世は本当に迷いに満ちている=
そんな日々を必死に生きている我々を
天界のヒト(神)?は黙って見守っているとすれば
すべてをお見通しだとすれば……
切ない、悲しいようであり
有難いようでもあります。