4月 ( 卯月 )・花笑う季節
*卯月の由来
卯の花が咲く季節なので、
【卯の花月】の略とする説が有力。
卯月の『う』は、「初」「産」を意味する『う』で、一年の循環の最初を意味したとする説もある。
春の海
終日(ひねもす)のたり
のたり哉(かな)
与謝蕪村
終日(ひねもす)…… 一日中の意味
春の海を眺めて
一日中のんびり過ごす
黄昏(たそがれ)の時間。
そんな一日も人生には大切で
尊く儚い そして
素晴らしい『 時の思い出 』
清明(せいめい)……
天地万物の気が満ち、清く明らかになるの意味。
*初がつお
旬は年に2回。
初がつおの春と
戻りがつおの秋。
春は脂が少なくさっぱりした味で
「 たたき 」がお奨め。
秋は脂が乗っているので
「 お刺身 」が美味しい。
春眠暁を覚えず
(しゅんみんあかつきをおぼえず)
この時期、寝坊の言い訳に使われることの多い このフレーズ。
その訳は、この言葉の意味を
「春の夜はとっても心地が良いので、つい寝過ごしてしまう」
と
理解している方が多いからなのかもしれない。
一節によれば、
「春の暁は早く、夜明けに
気がつかないほどだ」
という意味合いこそが正しいとする説もある。
元々は、唐の詩人・孟浩然(もうこうねん)の有名な詩【春暁】からの一節
『 春眠暁を覚えず 処処(しょしょ)
啼鳥(ていちょう)を聞く
夜来(やらい)風雨(ふうう)の声
花落つること知る多少 』
の冒頭の部分。
我が家の隣りは
田んぼが広がっていて、
早くもカエルが眠りから覚め
賑やかに鳴き始めています。
今は未だ
昼間だけ鳴く子がいるだけですが
そのうち昼も夜も鳴き続け
命の限り精一杯【 生きる 】ことを
教えてくれます。
小さくても逞しい存在です。
春の足音が
着実にひと雨ごとに近づいているのだと感じられます。
強い風が吹いて季節の代わり目を
知らせてくれる…
春は別れの季節であり
出会いの季節。
それぞれの想いせつなく 優しく
花は ただ、咲いている。
幸せな人のそばで笑う。或(ある)いは、
哀しむ人の心を包み込むように…
そっと
花は ただ咲いて
それぞれの春を見守っている。
古来 人は花が咲くことを
【花が笑う】
と表現していたそうです。
その花を愛でる人もまた微笑(ほほえ)みかえすのだとか。

















